NO MORE WAR

渋谷のアップリンクファクトリーに little bird という映画を観にいく。
イラク戦争の、ドキュメンタリー映画。今日は上映後に監督の綿井 健陽さんと
朴 保さん、森 達也さんを交えたトークイベントがあるということで、
狭い会場はぎゅうぎゅうで、入れない人もいたみたい。

映画はイラクの民間人に焦点を置いて、そこから見たイラク戦争を映し出している。
自分がリアルタイムで、ブラウン管を通して見てきたイラク戦争
ドラマでも、映画でもなんでもなく、現実にに爆弾が落ちてきて、
毎日たくさんの人が亡くなっている。冷静に考えれば、戦争が良くないことだって
分からない人はいないのに、政治とか、金とか、石油とかよけいなことを
勝手にいろいろ考えて勝手に複雑にして、戦争も政治的に有効な手段だってことにしてしまう。
これはほんとに、どこかに 悪 がいるわけじゃなくて、
ブッシュじゃなかったからといってまた誰かが戦争のゴーサインを送るのだろうし、
世界規模でたくさんの利害関係が複雑に絡み合い、
みんな答えの出し方が分からなくなっちゃっているのだろう。
戦争が良くないなんて、誰でも分かることなのに。


世界史の勉強がただの人名暗記で、ばかばかしくてつまらなくて高校の先生に、
世界史なんて何のために勉強するんですか?って聞いたことがある。
今考えると非常に浅はかでばかみたいな質問だけど、その時先生は
 過去の失敗を歴史から学んで、未来に生かすため
って答えてくれた気がする。
こんな答えを出すために、高等教育を受けられる国の人が歴史を学んできたというのなら
やっぱり世界史なんて学ばなくたってよかったんじゃないかと思ってしまう。


日本はやっぱり平和だ、いまのところ。
ほかの先進国と比べても、こんなに平和で豊かな国はなかなかない。
ただ、少子高齢化が進み、中国経済がどんどん発展し、21世紀の日本の行く末はわからない。
何があっても戦争だけは嫌だなあ、仮に諸外国に攻め込まれても
殺しあう以外の解決方法はないものだろうか?
きれいごとだといわれても、臆病者だとののしられても、戦争には反対だよ。