スタディスタディスタディ


ギャラ間へ。

手塚貴晴+手塚由比 展
2006年3月15日(水)〜2006年5月20日(土)
11:00-18:00(金曜日は19:00まで)
休館日:日曜・月曜・祝日
入場無料

ギャラ間の展示はいつも
行こう行こうと思っているうちに終わってしまうので
今日は午後暇だったので
面接帰りにギャラ間に行く事にした。


まず3階、1/10の幼稚園の模型。
でかい....


なんかとにかくでかいという印象しかない。
ほかの建物の模型がないから、今ひとつスケール感が掴めなかった。
たぶんそんなにでかすぎるわけでもないんだと思うんだけど
それしかないし、しかも足元の模型を見下ろす形だから
なんか、距離感とか今ひとつ掴めなかったな。


二階には過去の作品のスタディ模型がびっしり。
よく全部取ってあるなあ、と、感心してしまった。
模型、しかもスタディなんてすぐ捨てちゃうのかと思ってたよ。


ま、全体的な感想としては、「手抜き?」
まあ、無料の展示だから仕方ないのかもしれないけど、
ただスタディ模型を並べただけに見えて
ちょっと物足りなかった。
まあ、自分が期待しすぎてたというのもありますが。
せめて代表作の間取りくらい提示してくれても良かったのにな。
膨大なスタディを見れた事はそれはそれで刺激的だけど。


スタディの数、形の中で
建築家の頭の中を少し覗けたような錯覚に陥る。
物を作るという事、それも人の記憶に残るような
印象的な物を作るという事に費やされる時間は
一体どれくらいなのだろうか。
細部へのこだわりと全体の調和とあれとこれとそれと....


気の遠くなるような作業のもと
建物は悠然とそこに建っている。
生半可な思いつきではなく、考え抜かれたデザイン。
単純に思いが込められている建物も、
思いを込めてる建築家もすごいと思った。


そして私にはやっぱりこんな事できないなと思った。
あきらめがいいのが、私の取り柄です。