ケラリーノ


はじめてケラの舞台を観ました。
前から観たくてみたくて。
ナイス・エイジ


会場についてから気がついたのだけど
途中休憩を挟んでの、3時間半もある舞台だった。
なのに全然長さを感じなかった。


なんだろ、始まって15分くらいはたしかに
3階席で遠いし集中しきれなかったのだけど、
そのあとすぐにグィンってお芝居の中に引き込まれてしまった。


面白くて、舞台の使い方もうますぎて
映像とか、舞台美術とか、構成がほんとすごいと思った。
何だろう、このテンポの良さは。
台詞や動きの面白さが端的じゃなくて
ずっと程よいペースで続いている。
時代や登場人物も、どんどんと変化し続けていて
全然間延びしなくて、全然疲れなかった。
あっという間、というわけじゃあないんだけど
ずうっと引き込まれていたので、終わってからも
ぼぅっとし続けてしまう、そんな感じだった。


わぁ、なんかもう、すごいよかったという
感想がどうしようもなく稚拙な表現になってしまって悔しい。
うまいこと語りたいけど、うまく語れないな、
しいていえば最後の最後で私の集中力が若干切れてしまった。
なんとなく終わりが寂しい気がして、
だからといって自分はどんな結末を想像していたのだろうと思ったときに
やっぱりこれは適切なエンディングなのだろうと思う。


今年のベストかもしれない。


4200円の、3階席で、
ちょっと遠かったけど、ウーマンリブほどじゃなかったし
何より1・2階席よりも2000円も安かったので
浮いた2000円でパンフレットを買いました。
ポスターとか、カレンダーとか、シールとか
無駄にいろんなものがたくさん入っていて楽しい。
今日はもう興奮しすぎて卒論なんて書けない。
書けやしないよ、卒論なんて、もともと。