ねむの木
せっかく会社のそばにいたのだから、
六本木の森美術館に行くことにした。
障害のある子供の絵とか作品とか
よく展覧会をやっているけど、
すごいな、かなわないなと思う。
なんでなんだろうな。
ここの子たちは病気にいじめられているからやさしいの、
ってまり子さんの言葉にあったけど、
彼らの絵は、本当に没頭してその思いを
髪にぶつけたんだなっていう事がすごくわかる作品ばかり。
一枚描くのに、ものすごく時間と労力を使っていて、
その分真剣に向き合った思いが絵に濃縮されている。
なぜだか泣きたくなったけど、
泣いたら感動じゃなくて同情の涙みたいにみえそうで
そんなんじゃないから、やめた。
ほんとうに純粋なものをみると、
人は涙がでるしくみになっているのだろうか。
藤森さんが建てた、ねむの木美術館にも行きたい。