哀愁的東京


重松清
哀愁的東京
哀愁的東京


疲労的肉体
偏頭痛的体調
筋肉痛的身体
不安的未来
混乱的日常
精神的不安定
不規則的食生活的日常、故混沌。


重松清は、
混沌とした毎日を、悶々と生きてる人を描くのが
本当にうまいと思う。
それは逆にいえば、かっこいいヒーローでは決してなくて、
どちらかというと、目を背けたくなるような、
かっこわるいヒーロー。


だからこそ、わかる。
華々しくないから、人生の苦いとこをたくさん見て、
で、目をつぶって生きてるかっこわるいヒーロー。


すとん


読み終わったら、なんか、
すとん、とした。


だめだめこんなんじゃだめ、どうにか変わんなきゃなんとかしなきゃ
って焦ってた自分を、
ちょっとだけ外側から見てるもうひとりの自分に逢えた。


だいじょうぶだいじょうぶ、まだ24、
ゆっくりでいい、あせんなくていい、
でもって、もっと、毎日を楽しもう。