反動1


会社説明会で恵比寿に行ったので、
ついでにガーデンプレイス東京都写真美術館

植田正治:写真の作法
http://www.syabi.com/

を、見にいく。


砂丘、というものに憧れている。
ほんとは砂漠に行ってみたいが
砂漠に行くのは大変そうである。
砂丘は砂漠よりも規模が小さいし、
なにより日常の目と鼻の先にあるような気がするので
ものすごく興味深い。


彼の視点は、おもしろい。
写真は現実の一部分しか写さないから
写真家の視点が作品に現れる。
なんてことないような写真でも
素朴で素っ気なく、そして
時代が、不明瞭である。
それはもちろん写し出されている対象物から
ある程度の時代は推測されるものの、
現代の作品ですといわれても
別に特に違和感を覚えない。
それはつまり普遍的であるということになるのだろう。


「写真する」という行為を楽しんでいた
ということが作品から十分に感じられた。
そして何よりも、砂丘に行ってみたくなった。