卒業論文


4年生の卒論発表会が
昨日に引き続き開催された。
今日は卒制の発表もあるので
まだ昨日よりは耐えられた。


卒制の方が発表は
洗練された、とでも言いますか
それなりに凝ったプレゼンテーションだった。
でも、やはり学校でやっている設計って
世間のニーズからはかけ離れているように感じられた。
社会のなかでは、必要なものが作られていくわけで
学生の打ち出す計画のコンセプトって
少し社会のニーズとずれているような気がしてしまった。


私が学校でやっていることに興味を抱けなかった理由にもなるけど
なんとなくおしゃれでかっこいい建物ばかりで社会は成り立っている訳でなく、
結局のところコストとの兼ね合いの中、建物は作られていく訳であって
机上の空論でしかないような気がした。


別にそれが悪い訳ではないんだけれど
それをもっともらしく語ってみたところで
現実味を帯びていないので、空しさだけが誇張されている気がする。
卒制になると、自分で考えたコンセプトに基づいて計画がなされていくので
皆コンセプトに沿ってがんばっているわけだけれど
結局のところそのコンセプト自体が疑問だと
作品の存在自体が疑問になってしまうというか...


学生なんだから自由にやればいい


ということでは、せっかく学校で学んだことの意味がないし
だからといって縛られすぎてなんてことないものを作り出しても
面白みに欠けてしまうわけである。うーむ、難しい。
所詮空論にすぎないのであれば、空論らしく、
もっと思い切っていいのかもしれないと思った。
(というわけで、来年のラピュタの出現に心躍らせています)


で、卒論を書く私としては
テーマ設定ですよね、どうしようかなあ。
興味のないことやってもしょうがないし
答えの出ないことに対して自分なりの切り口で取りかかるか、
就職先と平行してゼミを決めなきゃですね。


それにしても、4月までゼミが確定しないって
一体どういうことだよ...
四月の頭なんて就活でいっぱいいっぱいじゃないか!
ばたばたして考える時間がなくなって
変なゼミになりそうで怖い...
やだな、来年の発表で変なスマイルを浮かべる羽目になったら。