協調性なんて無いのではないだろうか


午前中にグループ面接、
午後にグループワーク。


グループ面接は4人で行い、
同じテーブルの斜め向かいに座っていた男性が
ものすごく視野の狭いというかなんというか、
コミュニケーションというものを
とりあえず自分の思っていることを伝えきることだと
完全にはき違えてしまっている残念な方だった。
私が面接の悪い例!というVTRをつくるなら
真っ先に彼にオファーすると思う。


丸暗記してきました、的な話の内容で、
具体例だけ入れればいいと思い込んでいるみたいで
具体的にバイトで炎天下にプラカードを持って立っている仕事で
社員の人に、「熱いから下におろしてもいいよ」
と言われてもふらふらになりながら持ち続けました!
というなんとも的外れなアピールをしていた。


マ、マイナスじゃん!
それって無駄な努力じゃないか?
この人自分が使えない人材だってことをアピールしている....


えー、誠に不謹慎ではありますが、
私面接中に吹き出しそうになりました。
ほんとに笑いそうで、いや、本人は必死だから
別に決して馬鹿にしたいわけじゃないんですよ!?
でも人間とはよく出来ていて、
笑ってはいけない環境であればあるほど
ほんと、おかしさが倍増してしまうんですよね。


もう必死で頬の肉を噛みました、はい。
しかも向かいの男の子も、ちょっと笑いそうになってるし!
マジ耐えられないよ〜...


なぁんて笑死寸前だった私も、自分の番では
結論を考えないまましゃべりだしてしまったので
なんだかまとまりの無い話になってしまいました。
緊張でしゃべるスピードは2倍速です。
ほんとは他人を笑っている場合では全くもって無いのですが、
いやあ、拷問か何かかと思った。
グループ面接の別の怖さを感じた次第であります。


面接が終わってから、同じグループだった4人で駅に向かったのですが、
マニュアルくんは詰まってしまったことをとても気に病んでいて、
私は


反省すべき点はそこじゃねぇだろ


とか思いつつ、適当に笑顔で受け流してしまった。
ほかの二人は、もう少し具体例をわかりやすいものにした方がいいんじゃない?
とか、あのエピソードを膨らましてみればいいんじゃない?
と親身にアドバイスをしていた。
それを横目に見て、なんかほんとに自分ってちっちゃい人間だと思った。


なんか、自分と全く異なる考え方をする人を目の当たりにした時、
つい、ああ、この人には言っても無駄だなあ
と、はなから諦めてしまう。
良くないなあ、もっと人に優しく生きないとな、


でも無理だー!
あきらめが早いことこそ、私の特徴。
これを私がどこかの面接で使ったとしたら、
きっとまた誰かが
あの人、マイナス面をアピってるー!
と、笑死寸前になるのでしょう。
循環型の社会だね。