15年の恐怖


mixiのニュースのトピックに
悪魔の詩」という本の翻訳者が殺された事件が
もうすぐ時効を迎えるというものがあった。


怖い....


事件が、ではなくて、15年という歳月が。
小さい頃は殺人事件の時効が15年と聞いて
おそろしく長いもののように感じていた。
だからよく火サスで時効ぎりぎりまで逃げで
でも罪を重ねて捕まっちゃう、みたいな展開を観ると
15年も逃げ続けるなんて無理!
もしくは15年も逃げたのに、最後に捕まるってどうよ!
って思ってた。15年って果てしなく長いと思ってたから。


このニュースを見て怖いって思ったのは、
当時7歳、私が小学2年生頃に起こったこの事件のことを
覚えていたからです。というか、トピを見て思い出したんだけど。
15年前の記憶がもう思い出せるような年齢に達しているんだと
末恐ろしくなったのでした。
これからありとあらゆる事件が時効を迎えるたびに
当時の記憶が思い起こされたりするんだと思ったらなんか怖くなってきた。
きっとそのうちえ!もうあれから15年!?って思うようになるのでしょう。


あと15年したら私も結婚したり出産したりしてるのかな。
次15年後に今起こっているなんかの事件が時効を迎えたときに
え!もう15年経ったの!?
ではなく
え!あれから15年しか経ってないの!?
と、時の流れが遅く感じられるような濃密な15年を送りたいと思った。