発病


ビールを大量に摂取した後に
「せっかく恵比寿まで来たんだから」
という理由で、東京都写真美術館へ行く。


中村征夫写真展
これが観たかったんだけど
せっかく来たんだからってことで
3階の世界報道写真展の展示のチケットもあわせて買った。


そんなに時間がないから、ささっと観ようと思って
まずは3階から。
本当は7月にやっていた今年の世界報道写真展を観たかったんだけど
都合が付かなくて来れなかった。
今回のこの展示は半世紀を振り返ったもの。
だからこれまで観たことのある写真が多かったという印象。


しかし、ですよ。


突然の、発病。
ブログのタイトルにもありますが、眠り病。
ビール飲んだせいでもんのすごおく眠くて、
気がついたら展示会場で立ったまま寝てた!笑
さすがにつらいと思いそばのベンチに座ったら
そのまま深い眠りの中へ。



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はっ
やばい!


ぱっと目覚めて時計をみると、
閉館時間まであと30分...
まだ目当ての写真展観てないんですけど!


世界報道写真展はとりあえずもういいやと思って飛び出して
あわてて2階に移動。
30分しか無いのでとりあえず全部をざっと観ることにした。


見たことも無い青、
ひろがる青

自分がまるで
海の底にいるような錯覚。


海の世界の
弱肉強食
日々誰かが誰かに食われている。
海の底には人間様のような
生態系ピラミッドを逸脱した生命体が存在しないから
純粋に強いもの、大きいものが
小さいものを捕食して生きている。


そういった強さを秘めた美しさが
映し出された平面から浮き彫りになる。


最後のブースは、白と黒の世界。
あれ、魚って色わかるんだっけ?
もしかしたらこれが彼らの見てる世界なのかな、
ものすごい迫力が大画面にプリントされていて
ほんとうに海の底に放り出されたような気分。


前半に眠ってしまったせいで
最後まで見るとすぐに閉館のアナウンス。
欲張りすぎてもいいことは無いんだな 笑
いつか海の底に潜ってみたいと思った。