美術館の役割


青森県立美術館
順路がすごくわかりにくいという話を前々から聞いていたけど
実際展示を見て、
うーん、確かになと思った。


三内丸山遺跡のトレンチから発想を得たというこの美術館は
確かにぐるぐる回っているうちに
どこに向かっているんだかよくわからなくなったりする。
床に順路の矢印がプリントしてあるけど
順路を指し示す係の人が点在している。
そして、確かに係の人がいないと、
うっかり端の展示室を見逃したりしそう。


大きなハコをちょっとずつ上下に重ねて
複雑な経路をたどらせて
青木淳の言う、
原っぱのような空間というコンセプトには
当てはまっていると思うんだけど、
今回の展示方法のせいなのかもしれないけど
見る側にも自由に進ませるような配置ではなかったから
なんとなく、観にくい展示になってしまったような感じ。
アーティストの創作意欲をかき立てるような
そういう力は持っているかもしれないけど
美術館はそこで表現する人よりもむしろ
それを鑑賞する人にとってもわくわくできる
原っぱであってほしいと思った。


うーん、
まいいや、あとでもうちょっと追記します。