今日から卒論ね


うん、知ってる。
だけどちょっとまあ待て。


東京都現代美術館へ行ってきました。
大竹伸朗全景
姉が、すっごい良かったって言ってたので、
きっとすごいいいんだろうと思って勢いで行きました。
ものすごい数の作品だよ、とのことだったので
それなりに覚悟してたつもりだったけど
もう、はじめのスクラップブックで、圧倒された。
もう、やばい、ダメだこの人、すごい、すごいすごいすごい。


小学生の頃の作品から並んでいるのだが、
子供の頃から、すごすぎだ。
先生、なんで「おじさんに水をかけられました」ってとこに
さんじゅうまるをつけたのだ、ナイスその感性。
あまりにもでかすぎるだろう、B3の鑑賞マップを手に彷徨うも、
作品ありすぎだし、しかもどの作品もすごいし、
目移りしまくりで全然ひとつの作品を直視できないぜバカやろう。


わー
わーもう、
もうほんとこまるわあ、すごいすごいすごい、
すごい好きな感性なのだ、わーわーわー。
ひとりの人間の作品なの?ってくらいに様々なタッチ、
ほっそい線画からポップなカラー、コラージュに油彩、
ネオン輝きノイズバンドに木枠のフレーム、挙げ句の果てには宇和島駅。


あああ、もう、全然時間が足りないよ、
なんで四時半に来たんだろうね馬鹿野郎だね。
足りない足りない足りない、全然たりないよ、時間。


個人的にすごく好きだった絵は、
2階の旅のところにあった
「カラスとカモメ、利尻」
たしかこんなタイトルの絵、
空にまるでばらまいたかのごとく散らばっている
カラスとカモメの構図が本当にすばらしかった。
もちろんコラージュっぽい作品とか最後のほうの日本景とか
ほかにもすごいものはやまほどあったのだけれどもね。


図録を、迷わず予約した。
ダリはさんざん迷って買わなかったくせに、
三倍近い値段だけど、こっちの図録はね
ほしくてほしくてたまらなくなってしまったのだよ
理由とか、いいじゃない、欲しいものは欲しいのだよ。


才能を見せつけられて完全に脱力、放心状態。
ああ、卒論も書けないちっぽけな自分だせえだせえだせえ。
クロマニヨンズを爆音で聴きながら帰る。
宇和島駅のネオンがまぶしくて泣きそうだ。