アラーキー


サークルの見学会に全参加していると
圧倒的にバイトに間に合わないので
下北でみんなと別れる。
バイトまでは無駄に時間があるので
両国の江戸東京博物館へ行った。


荒木経惟 東京人生


アラーキーの、写真展。
彼の写真はなんか、強さを持っている。
なんでだろう、人を写しているものが多いせいなのか
すごく活力がある。
白と黒のインパクトが最大限に
画面からエネルギーが溢れている。


カラー写真も一部あって
女性を写した色とりどりの写真。
アラーキーが写した女性は普通の女たち。
モデルでもなんでもなくて、ごく普通の。
だけど彼の写す女性は皆色っぽい。
胸を出しているから、とかそういうレベルじゃなくて
その人の持つ艶っぽさがにじみ出ている。
きっと会ってみたら普通の女なのだと思う。
だけどその一瞬のセクシーさを、彼は映し出す。
すべての女は色っぽいのだと思う、
その瞬間を切り取ることに、彼は長けているだけなのだろう。


男も、きっと色っぽいのかもしれないけど、
すべての男が色っぽいと言うわけでは、
無いような気がした。なんでだろう。


江戸東京博物館そのものも
たぶん好きだと思うけど
小4の社会科見学で来たっきりなので
今観たらきっともっといろんな発見があって面白いと思うんだけど
まったく時間がなかったので、割愛。
江戸の町並みとか、夢の跡だけれど
今も残っていたらなあ、と、ちょっと切なくなってしまう。
かわらないものなんてないのだから
昔を偲んだって虚しいだけな気もするのだけれど。


あと、なんで江戸東京博物館って
あんな外観なんでしょうかね。
何あの無駄な吹き抜け、
無駄なエスカレーター。
でもちょっと異空間への時間旅行しているような錯覚。
タイムトンネルのつもりか何かなのだろうか。