ジャーミイ


建築見学サークルの見学会に
途中からだけど参戦しました。
東京ジャーミイ


東京にある、イスラム建築。
装飾が、きれいでかわいい。


宗教、って自分にはほど遠い存在で、
特に日本みたいにたくさん神様がいるってやつはまだ身近だけれど
一神教、ってやつはいつもよくわからん。
よくわからんし、知る機会も無いし、
なんとなく苦手、という意識ばかり先行してしまう。


東京ジャーミイについたら、お祈りの時間で
礼拝堂の中は神聖な空気がただよっていた。
イスラムのお祈りの言葉も
お経のような独特なリズムで、
意味はわからないけれど心地よかった。


イスラムの建築では偶像崇拝はしないので
礼拝堂の装飾はすべて模様。
でも意味が無いわけではなくて
イスラムの文字をモチーフにしてあって
コーランの一説が描いてある。
ただの文字の羅列ではなくて
しかもちゃんと文字を読み取れるように
デザインしなくてはいけないらしい。


イスラムの教えにちゃんと触れたのは初めてだった。
簡単に建物のこととかイスラム教について説明してもらう。
アッラーというカミサマを信じてる人たち、
なんでだろうって思っていたけど、
その宗教観をのぞいてみると、別に特異でもなんでもない気がした。
全知全能の神が想像する人間は同じものはひとつとしてなくて
それは人間だけではなくてほかのすべてのものに言えることで
それを作ることができる神はすべてを知っているからなのだ、と。
ふん、たしかに。


神は私以上に私に近い存在だ、
というひとことがなかなか印象的だった。


すべてのものを創造したのが神なのかどうなのかは知らない。
誰かが創造したとするのなら神だろうし、
私は誰が創造したとか別にどうでもいいから
神に興味が無いのだと思う。
自分やその他のすべてがいまここに存在していることの
素晴らしさを今ひとつ実感できないから、神に感謝はできないよ。


スペインのアルハンブラ宮殿でも思ったけど
イスラムの建築の装飾は細部が本当にかわいい。
ただ、まとまりをもったときにそのかわいさは
打ち消し合ってごちゃごちゃして見えるけど。


 カミサマが、つくったものは
 いつか壊れてしまうものばーかりー


夢のロッケンロールドリームでも歌おう。