モネット


国立新美術館へ、
モネ見に行ってきた。


モネは日本でも人気の画家なので、
絶対混んでると思った。
今は専ら土日にしかどこにも行けないので、
空いているモネ展を見に行くチャンスは無いかなと思っていた。


GW中は、夜8時まで開館しているという情報を得、
GWってどこも激込みだけど、
だれもきっとモネ展が8時までやってるとは思ってないから
きっと夕方以降に行けば空いてるだろうという読みがビンゴだった。


ほどほどに空いている館内で、
じっくりゆったりモネを鑑賞。
地中美術館ほどに作品を独り占めできたわけじゃあないけど
ものすごくゆったりと、モネに浸れた。


印象派の作品は、
モネに限ったことではないけど
近づけば近づくほどその輪郭がぼやけていく。
適度に離れたところからみると
ぐぐっと吸い込まれるような瞬間がある。


今回初めてモネの描いた雪景色の絵を見た。
西洋では雪の絵って
「病んだ自然」
と言われるみたいで
あまり描かれていないらしい。
モネの微妙な色彩の中で、
雪というのはやはり単色ではなくて
その白のなかに無数のいろと奥行きを持っていて
ものすごく、吸い込まれてしまった。
まるで、つぎの瞬間には、
そこの木からどさっと雪が落ちてくるような
そんな錯覚に陥るような、そんな風景。


色のカタマリの集合で、
それこそ至近距離で見たらもう何これ?っていうかんじなのに
不思議だ、点の集合が極めてリアルに近いのだから。


霧のロンドンとか、無数の睡蓮とか
モネらしくていい作品は山のようにあったけど、
個人的には雪の絵がすごく良かった。
かささぎ。


国立新美術館
モネ展、また来たいけど
きっと混んでるだろうな、それだったら嫌だな。


直島にまた行きたくなってきました。