x=2y+3


数学の方程式を、せっせと解いている夢を見た。
昔は、100点に限りなく近い点数をとればよかった。
それだけで評価された。それなりに評価された。


数学の試験の夢の中で、
1問間違えた事をすごく悔やんでいる自分がいた。
点数の違いが評価につながっていたのは、もう何年も前の話、
今私が数学で満点をとったからといって、
誰からも評価されない。
あのころ必死になっていたことなんて、
今の私にはびっくりするくらい全く役に立たないことばかりだ。


もともと社会なんてそんなもんで、
コミュニケーションさえとれればちゃんと生きていける、
でもそんなの社会に出るまで
全然実感としてわかってなかった。


仕事できちんと評価される為には、
数式が解ければいいわけじゃない。
でも私の仕事は比較的シンプルで、
最終的に結果を数字で残せばいいだけだ。
その為の解き方なんて、どこの参考書にも載っていないけど。


仕事でもいい点がとりたい。
数学よりも何よりも、
もっともっといい点がとりたい。


その為に自分が日々すべき事はきっと
学校で数式をならうほどシンプルな事じゃないけど
でも、絶対に、方法がない訳じゃない。
もっともっと自分の力を高めていくだけだ。


がんばろう、本当に。
数学1問間違えた以上に
社会では悔しい事の連続だ。