確固たるもの


ワタミセミナーに参加した。
いろいろと考えさせられることがたくさんあった。
渡邊社長は、夢を持つ派の人間である。
私は今のところ確固たる夢はまだ描ききれていない。
「私はこれが夢なのです!」
と、キラキラと語る人のことを、すごいと思う反面
素直に認められないあまのじゃくなところがあります。
でも、本当にすごい人に対しては、
それはもうすごいという言葉しか浮かばないのだなと思った。
彼のビジョンはすごい。
そんなの理想でしょ、といってしまうのは簡単かもしれない。
しかし、ワタミという会社の成長、その実績を見れば
彼がただの夢想家でないことは一目瞭然である。
渡辺社長の最終目標は、それはもうほとんど
実現不可能なことかもしれないけど、
でも、そんな未来がきたら本当にいいのになと思った。


セミナーの中で実際に自分の思いを書く時間が設けられた。
我究のようなものである。
実際文字にして書いてみると、意外と自分が思っている以上に
自分の幸せの形というものはしっかりと自分の中にあって
それをもっと具体的に突き詰めていけば
やりたいことなんて、
案外簡単に見つかるのかもしれないと思った。
まだ、描ききれないけど、
それはどこかの会社の最終面接までに
しっかりとした形にすればいいだろう。


夢、というものをどこかで忌み嫌ってしまう自分がいて
それは多分「夢」という言葉に対して
自分が抱いているイメージのせいなのだろう。
なんとなくきらきらとした、希望的なもの、というイメージが
私の中の夢という言葉には存在する。
だから夢を語ることが嫌いで苦手なのだと思う。


だから、言葉をかえようと思う。
夢、ではなく塊。


私は「かたまり」を抱こうと思う。
私の中の確固たるもの。
「かたまり」ならば私が小脇に抱えていても、
さほど違和感がないだろう。
私のいろんな思いを、明確な塊にして
それに向かって、時にその塊を変形させながら生きていこうと思う。


おお、塊よ!
なんだか俄然愛着が湧いてきたぞ。