歯止めが利かなくなってきた。
映画の日でも、レディースデーでもないのに
映画を見てしまった。

エリ・エリ・レマ・サバクタニ
Eli,Eli,
Lema
Sabachtani?
http://www.elieli.jp/top.htm

音、にこだわったというだけあって
映画の大半が音、だったように思う。
あらかじめあらすじ的なものを軽く
頭に入れてから見にいったけれど
予備知識がなかったら(というかあっても?)
ストーリーはよく分からない。
世界観が伝わればいいのだろうか。


途中でちょっと逃げたいと思ったのは
映画の中の音が音でしかなく
(not music,just noise)
音である以上、なんとなく旋律を期待するのに
いつまでたってもチューニングは終わらなくて
結局音が止まった瞬間に
これが音楽であったことに気付く、という繰り返しだからだろうか。
旋律のない音は果てしないと思った。
どこが始まりかもどこが終わりかも分からない。
でも、確かに何かを救う音なのかもしれない、
もしくは何かを終わらせる音なのかもしれない。


不快感を生み出すということは
快感を生み出すよりも
はるかに難しいことのように感じた。


映画というジャンルで
これだけの表現をなし得た
監督はやはりすごい。
断じて大衆受けしない、それは断言できる。


何となく良く分からな過ぎて
パンフレットを買う。
恐くてCDは買えなかった。