ビューチフル ヤーパーン
日本生まれ、日本育ち、生粋の日本っ子です。
「うつくしい日本語」というものが時々もてはやされるけれど
日本という文化風土の中で作られた言葉たちが
日本の風景や文化を表すのに適していないわけがない、
日本語がうつくしいと思うのはあたりまえである。
という私の見解はさておき、
響き的に私が好きな日本語はなんでしょうかね、
わりと擬音語とか擬態語というものが好きかもしれない。
しとしと(雨)
しんしん(雪)
メイビーウィージャパニーズキャンレコグナイズディファレンスオブザットゥーワーズ
刷り込み、だとおもうんだけどね、
雨がしとしと降っている
という文章を今まで何度も見聞きしてきて
◯雨=しとしと
×雨=しんしん
だと思い込んでいる。擬音語に○も×もないんだけど、
雨がしんしんと降ることもあるような気もするけど、なんとなく
日本語覚えたての外国人が
「オー、キョハ アメガ シンシントフッテマスネェ」
とか言っていたら
「NO!ジャック!アメといえばシトシトでしょうよ!」
と、6割の日本人は訂正したくなってしまいます。
(おそらく残りの日本人は内気です)
擬音語擬態語は同じ言葉を二度繰り返しているだけの単純な言葉なのに
なんでこんなに広がりを持たせることができるのでしょうかね。
これってたぶん言葉を聞いたほうの想像力だと思うんだけど。
4文字のひらがなを見ただけでなんとなくその意味を想像できる、
「察する文化の象徴」ってのがこの擬音語擬態語というものなのではないでしょうか。
で、私が好んでいる言葉は
ぐんぐん(伸びる)
ふわふわ(舞う)
どんどん(進む)
じんじん(しびれる)
トントン(たたく
ざくざく(掘る)
さくさく(こなす、雪の道を歩く)
ぼっこぼこ(にしてやる)
などです。挙げだしたらきりがないけど。
いやはや言葉と文化って密接な関係があるのだね。