トウキョウ


早稲田の建築文化論の授業で
江戸の街作りのお話があった。
江戸幕府が関東に移される前は
今のトウキョウはど田舎で
湿地帯で、とても今のような形ではなかった。
それをインフラから整備して
用水路をもうけたりお堀を掘って埋め立て地を作ったり
ものすごい大規模な街作りを行ったことで
現在のトウキョウに近い形が出来上がった。


歴史の謎っていうのはたくさんあって、
なんでこの時代にこんなことできたんだろう?って
疑問に思っちゃうとそこから進めなくなっちゃうけど
普通に400年前にこの街の原型が作られたことに
ものすごく感心してしまいました。


江戸っていう街は
しょっちゅう大火事が起きたり
地震だなんだで、8年に一度くらいのペースで
街が作り替えられていたらしい。
街の表層の部分(目に見える家屋など)は変わっていくけれど
地下水路とか当時埋め立てたとことか
江戸の街作りは何層にもなっていて、その層の深い部分は
そんなに変わることなく現代まで引き継がれているらしい。


山手線の内側とか、まあ学校はそこにあるけど基本的に私にとって
アウェーなので、あまりうろうろしたことがないけれど、
そうした街の変移とか、過去の断片とか結構あちらこちらで目にすることができる。
今までと違った視点から街を観察してみると、新たな発見がありそうだと思った。
トウキョウの街は、奥が深いな。