メゾンエルメス


銀座のメゾンエルメス
レンゾ・ピアノのガラスブロックの作品。
内側の光がもやあっと広がり、
やはり昼間よりも夜の方がキレイ。
あいにくの雨であまり外観は観れなかったけど。


8階にあるギャラリーに行くにはやはり
店内のエレベーターを利用しなければならないらしい。
さすがは高級ブランド店で、
雨で濡れたお客様の為に、小さいタオルを配っていた。


今日観に来たのは写真展
木村伊兵衛のパリ


写真家木村伊兵衛が、パリで撮影したカラー写真。
木村伊兵衛の写真は、白黒で日本で撮影したものしか
みたことが無かったので、新鮮だった。
写し出されたパリの街は、現代よりもやはり古くて
ヨーロッパらしい風合いが漂っている。
人の表情が、とても良い。


一番印象的だったのは、ロンシャン競馬場
新聞をくしゃりと持っている女の人の写真。
きっと撮られていることを全く意識していなくて
小脇に抱えた黒い革のかばんが凛々しい。
日本人がやっても、あんまり絵にならない構図だけど
なんだろ、競馬場に見事にとけ込んでいる
女性の姿がなんか格好良かった。


ピアノ設計のメゾンエルメスですが、
ガラスブロックのもやんとした感じはすごく好きだけれど
夜は向かいのビルのネオンが
もやんとガラスに映ってしまうのがなんとも言えない感じ。
すごく嫌だ、というほどでもないけど
ちょっと、もったいないよなあ。
まあ、どうすることもできないけれども。


さすがエルメスというだけあって
ポストカード的なものが異常に分厚かった。
パンフレットも、しっかりしていて
無料なのに、リッチな感じ。
立地上、そして構造上、リッチな階層のお客様が
圧倒的に多いからだとは思いますが。


しっかりしてていい感じのポストカードだったのに
雨でやはりへにゃっとなってしまった。
このポストカードの桃色の巴里はいい。