フランクローイド


ライトのグッゲンハイム美術館へ。
ライトのグッゲンハイムと言えば、
あの、ぐるぐるの外観が印象的。



これね、だけどなんと我々が目にしたのは、
工事中で幕に覆われた渦巻きでした。



なんで〜ぇ?どうして〜ぇ?信じらんない。*1



でも内部は普通でした。
ライトのぐるぐるの部分は、ずーっと長いスロープになっていて
上から下までずうっとつながっているのです。
上から順番にぐるぐると降りてみました。
坂状になった場所に絵が順々に掛けられていて
なんだかすごく変な感じがしたのです。
この時ぐるぐる部分でやっていたのはスペインの絵画展。
エルグレコからピカソまで、
ゴヤとかダリとかその時代の画家の作品を
似た構図でまとめて見せている。


ゴヤの描いた牛の肉は
非常に写実的なのに対し、
ピカソのそれはまるで
「にくへん」
って感じ。投げやり。塊。


まわりに日本人があまりいないのをいいことに、
「うわーこれ、にくへんっぽい」
「この子供太り過ぎ」
名画にケチを付けまくる。楽しい。


グッゲンハイムのぐるぐるじゃない建物の方にある
コレクションでは、セザンヌとか印象派の絵もたくさんあった。
それにしても、平日なのでさほど混雑しておらず
程よく快適に鑑賞することができた。
子供たちはやたら多かったけど。


日本だと、小学校とか中学校で
美術館に鑑賞に行く機会は少ないと思う。
博物館とか科学館ならいざ知らず。
やはりうるさくて気が散るから閉め出す傾向にあるのだろう、
こどもたちが英語でしゃべっていて
私にはあんまり意味が伝わってこないけど
これが日本語でぎゃーぎゃー言ってたら相当むかつくと思う。


水曜日の午前中は、こどもの鑑賞教室を開催している
とかそういう風に決めてくれれば、日本でもできるのに。
そしたら私は水曜日意外に観に行くし。
こどものうちに、いろんなものを観ておけば良かったな
という気は少しあります。
観ていたからといって、何かになれたわけではないけど。


グッゲンハイムの外観を楽しむことはできなかったので
あやぱんとペアでマグカップを買いました。
ライトの建築には及ばないけどまあ
気分はちょっと高まりますわな。



スペインの、ビルバオの、フランク・O・ゲーリー
あちらのグッゲンハイムにもいつか行ってみたいし、
NYだって改装が終わったらまた来たいし、
今回観れなかったジェームス・タレルの作品も見たい。

*1:ディランとキャサリン友近の演じるキャサリンの有名な台詞