からっぽ


今日で赤坂のウィークリーマンションを出ます。
一ヶ月間の共同生活も終わりです。
うちの会社では毎年、
新人が会社のそばのウィークリーマンションに住む。
会社のお金でひと月だけ、都心暮らし。


研修中はオニのように課題が出されるので、
会社に10時くらいまで残って作業して、
部屋に戻ってご飯を食べて12時くらいからまた班ごとで話し合い、
毎日2時3時に寝る、という生活の繰り返し。


でも全く悲壮感がなかった。
みんなやる気に満ちあふれているし、
嫌だな、という気持ちが全くなかった。


楽しかった、と言い切るにはまだ、
時期尚早、という感じではあります。
でもちょっと後ろを振り返ってみるとやはり
楽しかったのだろうな、
この1ヶ月はうまく楽しめたのだろうとは思う。


同期は、友達、ではなくて、
一緒に仕事をする仲間、
だからどんなに仲良くなっても、
友達、じゃあないと思う。
きっとそれ以上のつながりになるような気がする。


今からこんなことを言うのは不謹慎だけど
きっと来年の今ごろに22人残っているとも思えないし
私がここにいるのかどうかも
正直よくわからない。


この会社で働き続けることが
ここにいる22人にとってベストかどうかなんてわからない。
だからとりあえず22人そろっている今は
ものすごく貴重な時間なのだと思う。


ウィークリーマンションをあと3時間後くらいに出る。
3人部屋のひとりは、昨夜のうちに帰宅し、
もう一人は、朝5時前に、大阪の実家へ向かうべく東京駅へ。


掃除をして、ゴミを捨てて、
空っぽになった部屋でひとり、
日記を書きつつ、だらだらと余韻に浸っている。
べつに感傷的になっているわけでは決してなく、
確かに通勤の利便性を考えると
家に帰るのが憂鬱で憂鬱でたまらないのだけど
1つの節目を終えて、なんだかちょっぴり
すかっとしている。


結果を残す為にも、
充電するぞー!
とりあえず退出するまでは、
もうちょっと課題の続きをやろう。