コンビニララバイ


行きの電車で読んでた本。
新宿から、群馬の渋川までは、
普通列車で2時間半。

コンビニ・ララバイ (集英社文庫)
文庫本、読み終わるのね。
読み切れた事に、それはそれで感動した。


コンビニの、店長の、
人生をどこか諦めたかんじと、
人生をどこか諦めた事によって、
なんか、かなしく温かい、
人としてとても魅力的になってしまうなんて
皮肉としか言いようがない。


自暴自棄になって
人生を諦めた人のほうが輝いて見えるなんて
この国はいったい
どうなってしまっているのだろう。


コンビニの光はいつだって不健康に降り注ぐ、
昼夜問わず、激しくギラギラと輝いている。
不健康そのもので、現代の象徴であるコンビニでおこる
ちょっと温かい話が7つ。


ララバイ、ララバイって何だよって思って調べたら、
子守唄だった、なんか拍子抜けしてしまった。


ちなみに、電車で読んでいるのに
不覚にも、3回ほど泣きそうになった。
涙がこぼれないように上をむいてみたけど、坂本九
最後の1回は、泣いてしまった。
誰にも見られてないといいな。