哀愁的東京


重松清
哀愁的東京
哀愁的東京


疲労的肉体
偏頭痛的体調
筋肉痛的身体
不安的未来
混乱的日常
精神的不安定
不規則的食生活的日常、故混沌。


重松清は、
混沌とした毎日を、悶々と生きてる人を描くのが
本当にうまいと思う。
それは逆にいえば、かっこいいヒーローでは決してなくて、
どちらかというと、目を背けたくなるような、
かっこわるいヒーロー。


だからこそ、わかる。
華々しくないから、人生の苦いとこをたくさん見て、
で、目をつぶって生きてるかっこわるいヒーロー。


すとん


読み終わったら、なんか、
すとん、とした。


だめだめこんなんじゃだめ、どうにか変わんなきゃなんとかしなきゃ
って焦ってた自分を、
ちょっとだけ外側から見てるもうひとりの自分に逢えた。


だいじょうぶだいじょうぶ、まだ24、
ゆっくりでいい、あせんなくていい、
でもって、もっと、毎日を楽しもう。

インザプール


いえのまえの、プールに、
ようやく行ってきた。


3年ぶりくらいに泳いで、
やっぱりクロールは平泳ぎよりも苦しくて、
息継ぎするまえの水中で、
ちょっと酸欠になりながら、あたまを真っ白にして。


およいでるときは、ひとり、
かんぜんに、ひとり。


やっぱりひとりになるのは根本的に楽だ。
泳いでると、雑念が消えて、
すっとする。息は苦しいけど。
雑念を取っ払って、息継ぎのタイミングを計る。


1500mくらいは泳いだと思うけど、
もう、ぐったりだ。
また定期的に泳ごう、
およいで自分を真っ白にするのだ。

八日目の蝉


角田光代
『八日目の蝉』
[rakuten:book:12011745:image]


犯罪を、犯す人犯さない人、
何かが圧倒的に違うようで、
でも紙一重なようで。


法律で裁かれないような罪を犯す人だってたくさん居て、
たとえば誰かの心をずたずたに傷つけるとか
裏切るとか、ばかにするとか、シカトするとか、
だけど法律で裁かれない罪を犯した人は犯罪者ではなくて
法に触れた人だけ裁かれる、
だからときどき、理不尽だってこともたくさん、ある。


犯罪者だって、ただの人間だから、
時々、ものすごくかなしくせつなく共感しそうになることがある。
犯罪を犯して、なおも逃げ続けてる人は、
今どんな気持ちで生きているんだろう。


この本のタイトル、
蝉「せみ」って読めなかった。
蠅「はえ」かと思った。
しかも
八月の蠅「はちがつのはえ
だと思ってた。
八日目の蝉「ようかめのせみ」
だった。


読んでるときも何回も、
八月の蠅「はちがつのはえ」だと思ってしまった。
一番はじめにそうだとおもっちゃったから、
なかなか脳みそ切り替えられない。


この小説のいちばん最後の一文を、
前にどこかで、読んだような気がするんだけど、
それが一体なんなのか、わからない。
他の作品に、似てる一文があったのか?
それともどっかで誰かが引用したのか?
はたまた盗用した何かを読んだのか?


それがきになってしまって、
いまいちラストに集中できなかった。

漫画を読みながら寝る

GIANT KILLING(1) (モーニング KC)


会社の上司に、漫画を借りました。
GIANT KILLING


GIANT KILLING(2) (モーニング KC)
サッカーの監督の漫画、
うん、おもしろい。


ちなみに、上司は、事業部長の観点から観ると、
十分営業にも当てはめて読むことができるそうな。まじか。GIANT KILLING(3) (モーニング KC)


最近この上司、働き過ぎなのですが、
この漫画を貸してくれた日も、
朝会社に行ったら机の上に漫画がおいてあって、GIANT KILLING 4 (4) (モーニングKC) (モーニング KC)
上司は朝の7時半から執行役員会議を夕方16時くらいまでやってて、
そのあと戻ってきたときに、漫画のお礼を言って、
そのまた1時間後くらいに
案件の相談に行ったら、GIANT KILLING(5) (モーニング KC)


「あ、漫画読んだ?」


って聞かれた。GIANT KILLING(6) (モーニング KC)
ええぇ!?今っ!?
仕事中っ!



この人、疲れてんだなって思った。

ヴァイブレータ


小説のほう。
ヴァイブレータ


この映画のほうで、大森南朋を、
やべえかっこいいと思った。
寺島しのぶの下着が、紫だったことに萎えた。


映画の朝日が昇る前のかんじがすごいいいなって思った。
こんな時間、高速とばして
ずんずん進んでみたいと思った。


トラックの振動、内側にいたら、心地よい、って思えるのだろうか。


主人公の頭ん中に、いろんないろんな声が、降ってくる様は、
やっぱり映画ではそんなに気になんなかったな、
映像でしか伝えられないこと、活字じゃないと伝わらないことは
絶対にあるよな、って思った。


私の街にも、大森南朋、おちてないかしら。

歯医者さん


何年ぶりでしょう、歯医者さんへ。
詰め物が、がりっと取れて、一年くらい経ったのかな?
何にも出来ないくらい痛んだりすることは無いけど、
よく歯磨きしないでねちゃったりするし、
これはものすごく悪化してたら怖い怖い怖いと思って
ずっと思いだけが募るばかりで張り裂けそうで、
mixiの、幡ヶ谷のコミュニティの、
お薦め歯医者さんを予約して、今日行ってきました。

あそこもここも!って次々虫歯が発覚するかしら?
歯医者さんに怒られたりしないかしら?って
とにかくビビりまくっていたのですが、
すぐに気になってた歯をがりがりきゅいんきゅいんやってくださって、
日々悩んでたのが嘘みたいにつるっと綺麗に仕上げてくださいました。

麻酔無しで耐えたので、途中泣き出しそうになりましたが。
麻酔を極力使わないで、(もちろん患者が使ってほしいって言えば
使ってくれます多分。)もうダメかも、って思った瞬間に
「もうすこしだからね♪」
って声かけてくる所もすべて絶妙なタイミングで、すげえと思いました。

この偏頭痛とか、もしかして虫歯が原因だったりして!?とか思ってたけど、
そんなこと無いみたいでほっとしつつも落胆。

sanpo


うちから代々木上原まで、散歩。
歩いて、20分弱。
大家さんは11分って言ってた気がするんだけどなぁ。
まあ所詮アメリカン、適当だよなあ。


代々木上原に、おしゃれな古本屋があるので、
LOS PAPELOTES
そこで休日を充実させる本を物色。
オサレな古本屋さん、もしかしたらBOOKOFFで100円で売ってっかもしれないけど、
たぶんBOOKOFFでは見逃してしまう本を2冊購入。


きょうは、夏だからもちろんそれなりには暑いけど、
ここ数日と比べるとそうでもない気温。
そのまま、歩いて、代々木公園まで。


途中でオサレなカフェでもあれば、
そこで本をゆるゆる読もうかな、って思ったんだけど、
なんか、そこまで暑くないってのと、
行ってみたかったカフェが、ちょうどやってなかったので、
しょうがねえ、代々木公園のベンチで本読もうっと。


途中でスミノフとつまみを買って、
木陰、蝉時雨のBGMで、
ゆるゆると読書。


アンダンテ・モッツァレラ・チーズ
アンダンテ・モッツァレラ・チーズ


16時から、18時までで完全読破。KANDOKU.
酒飲みながらゆるゆると読書は、この上なく超きもちぃ、北島康介


でも、さすがに18時くらいになるとあたりが薄暗くなってきて、
ただでさえ木陰なもんで、手元が暗くなってきて、
最後の方は適当に読んだので、なんとなくしか結末がわかっておりません。


外での、しかも酒飲みながらの読書は、きもちぃけど、
代々木公園は爆音で音楽鳴らしてる人とか、
恋人にバイオリンで名曲捧げてる人とか、
池のそばでわいわいサッカーやってる外人とか、
フラフープ対決してる人とか、
思わず目を奪われちゃうくらいしなやかなコンテンポラリィダンスに興じてる人とか、
犬とか、犬とか、ポメラニアンとか、
コリーとか、ミニチュアダックスフンドとか、
そういえば、ミニチュアじゃないダックスフンドって、
実物観たこと無いけど、怖い。
絵本で8匹くらい並んでて、長椅子みたいで怖かった記憶が完全にトラウマ。


あと、本当に降り注ぐような蝉時雨に撃たれて、
やっぱりちょっと読書には集中できない、超気持ちいけど。


さて、渋谷でも、うろうろして帰ろう。